【ぶんぶ文庫】 初野晴「退出ゲーム」
おはようございます。
昨日は強風が吹き荒ぶ冬らしい気候でした。
教室に居ても、冷え込みを感じました。
高校の吹奏楽部を舞台とする連作小説の第一作です。
普段、生活していると、学生にとっては学校が世界の大半となります。
学校で起こること、学校での出来事が、心や日々のほとんどを占めます。
でも世界はもっと広い。
教室の隣りに座っている子、部活で語らう仲間、
それぞれ学校以外の世界を抱えています。
それは時に学校の世界より大きく深い。
この物語はそんな学校以外の世界とのつながりを教えてくれます。
実は様々な世界を抱える、いろいろな世界とつながる者と、
机を並べている、同じ時を過ごしている。
それは奇跡の出会い、貴重なつながりです。
今、目の前にいる人を、目の前の時間を大切に生きていきたいです。
今日も教室でお待ちしています。
[2024-01-16]