【ブログ】 「大体できる」と「確実にできる」の違いが成績を左右する!
おはようございます。
山々が色づき、すっかり秋の装いです。
美しい季節の到来です。
本日は、「できる」についてお伝えします。
指導を行っていると、よく耳にするのが「大体できる」という表現です。
生徒の皆さんが自分の理解度について話す際に、
「これ、大体できた!」と言ってくれるのはうれしい反面、
「確実にできる」ことの重要性も改めて伝えたいと思います。
「大体できる」と「確実にできる」にはどんな違いがあり、
それがどう成績に影響するのかを今回は詳しく掘り下げてみたいと思います。
1.「大体できる」とは
「大体できる」とは、問題に挑戦した時に、解法や答えにたどり着けるものの、
その解き方や原理がはっきりとは分かっていない状態を指します。
感覚的に正解を導き出せるものの、同じ問題が少しでも変化すると対応が難しくなり、
勘や偶然に頼っていることが多いのが特徴です。
この状態では、類似問題には対処できるかもしれませんが、
新しい問題や応用が必要な場面になると混乱しやすく、
間違いが増えてしまう傾向があります。
定期テストなどでは一時的に点数が取れても、知識が不確かであるため、
次回に同じような問題が出ても再び解けるとは限りません。
成績を安定させたり、さらに伸ばしたりするには、
「大体できる」状態を超えて「確実にできる」段階へと進む必要があります。
2.「確実にできる」とは
「確実にできる」状態とは、ただ問題を解けるだけでなく、
解法の理由やその考え方をきちんと理解している状態です。
この段階では、解答を導き出す過程が明確で、
類似問題が出ても応用が利きやすくなります。
確実な理解があるため、問題の変形や少しひねりが加わっていても、
自信を持って解くことができます。
また、「確実にできる」状態にあると、
試験前の復習でも自分の弱点がはっきりとわかるため、
短時間での効率的な勉強が可能になります。
何度も学び直しをする必要がなく、知識が安定しているため、
学習全体の効率も上がります。
どうやって「確実にできる」状態を目指すか
では、「大体できる」から「確実にできる」へと進むためには、
どのようなステップを踏めばいいのでしょうか?
3.基本を徹底的に理解する
特に数学や理科の分野では、公式や原理を「暗記」するのではなく、
その成り立ちや意味を理解することが大切です。
「なぜこの公式を使うのか」「どうしてこう解けるのか」
といった疑問を解消しながら進めていくことで、確実な理解が積み上がります。
4.間違いの原因を深掘りする
問題を解いて間違えたとき、「なんで間違えたんだろう?」と
原因をしっかり確認することが大切です。
「計算ミス」や「思い込み」などの表面的な原因だけでなく、
根本的な理解が不足している場合がないかを見直すとよいでしょう。
5.説明できるか確認する
自分が習った内容を他人に説明するつもりで復習することで、
理解度をチェックするのも有効です。
友人や家族に解説してみたり、塾の先生に質問してみたりすると、
自分の知識がどの程度確実なのかがはっきりとわかります。
6.1つの教材が完全にできるまで繰り返す
「確実にできる」ためには、何となく分かっている状態から、
完全に理解し出来る状態に高めることが必要です。
そのためには、複数の教材に広く浅く取り組むよりも、
1つの教材を隅から隅まで理解し、
完全に正解できるようになるようくり返すことが有効です。
反復繰り返す中で、ぼんやりと分かっていたことが、
はっかり形をもって理解することにつながります。
テスト勉強で学校教材に取り組み、徹底的にやり切ると、
この「確実にできる」状態にたどり着くことができます。
まとめ
「大体できる」から「確実にできる」へと学習の質を高めることは、
学力向上のために欠かせないステップです。
「確実にできる」状態になれば、試験に向けた自信も生まれ、さらなる学習意欲も湧いてきます。
ぶんぶでは、生徒一人ひとりの理解度に合わせたサポートを行い、
「大体」のレベルから「確実に」理解できる状態へと導くお手伝いをしています。
成績を上げるには、何となくで終わらせず、
一歩踏み込んで自分の知識をしっかりと定着させていきましょう。
本日も教室で一緒に学ぼう!
[2024-11-12]