【ぶんぶ文庫】 伊吹有喜「犬がいた季節」
おはようございます。
さあ新しい一週間の始まりです。
今週も夏の暑さを自分の熱に変えて、元気よくいきましょう!
本日は本の紹介です。
伊吹有喜さんの「犬がいた季節」!
三重県四日市市の高校を舞台として物語です。
高校のグラウンドに迷い込んだ一匹の犬。
主人公はその犬であり、その犬から見た高校生たちです。
それぞれの事情を抱えながら、
学校で家庭で懸命に生きる姿が胸を打ちます。
犬は人間にない嗅覚で、そうした人間の気持ちや変化を察知します。
高校生たちは三年の年日が経つと、学校を後にします。
そうすると次の高校生たちが入って来る。
犬は、出会いと別れの目撃者でもあります。
それぞれの物語と、繰り返される物語。
永遠の物語の環に包まれるような気持になります。
ぜひ読んで欲しい一冊です。
教室のぶんぶ文庫に収納しておりますので、ぜひ手に取ってみてください。
さあ、今週も教室でお待ちしております!
[2024-08-05]